3次元サクションブロー成形向け樹脂材料 サクションブロー成形
Summary
- サクションブロー成形は、中空パイプのような中空部品の成形時に用いられるブロー成形加工法です。
- 旭化成は、ポリアミド樹脂「レオナ™」のサクションブロー成形向けグレードを開発いたしました。
サクションブロー成形とは
サクションブロー成形とは、ブロー成形加工法の1つで、中空パイプのような中空部品の成形時に用いられる成形手法です。細径~太径で長尺な3次元形状の中空パイプを、耐久性・均肉性高く成形加工することができます。

中空パイプの各種加工法と特徴
サクションブロー成形の活用例

旭化成からのご提案
旭化成のサクションブロー成形材料
旭化成は、ポリアミド樹脂「レオナ™」のサクションブロー成形向けグレードを開発いたしました。
ポリアミド樹脂 レオナ™ サクションブロー成形向けグレード
旭化成は、超耐熱技術 (レオナ Durelia™) と、レオナ™ 53Gシリーズの耐塩化カルシウム・耐加水分解技術をベースに、ポリアミド樹脂 レオナ™のサクションブロー成形向けグレードを開発いたしました。
特徴
耐熱エージング性
レオナ™ サクションブロー成形向けグレードは、サクションブロー成形性を有し、190~230℃の高温領域においても安定した耐熱老化性を発現します。自動車や過給機エアダクトをはじめ、高温度雰囲気下で使用される中空パイプ部品に好適な材料です。

耐熱エージング性
耐加水分解性 (耐LLC性) と耐塩化カルシウム性
レオナ™ サクションブロー成形向けグレードは、耐加水分解性と高度な耐塩化カルシウム性能を持った材料です。
ラジエータタンク材で培った耐加水分解と耐塩化カルシウム性を持つポリアミド系射出成形材料の技術を応用しています。
この耐加水分解性と耐塩化カルシウム性に加えて、サクションブロー成形性を付与したことで、自動車・冷却系配管などの冷媒を輸送する配管に好適な材料です。

耐加水分解性 (耐LLC性)
サクションブロー成形による製品設計をサポート
サクションブロー成形による製品設計をサポートいたします。
下図は、製品の肉厚を解析モデルに再現し、応力解析による耐圧設計をした3次元屈曲パイプの事例です。

サクションブロー成形向け レオナ™ グレードに関するご質問・ご相談・サンプルのご依頼をお待ちしています。
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