サステナビリティ
石油化学由来のPOM樹脂と比較して、CFP値を大幅に削減
テナック™ ISCC PLUS認証グレードは、従来の石油化学由来のグレードに比べて、CFP(カーボンフットプリント)を最大約50%削減*することが可能です。*2022年度データによる当社算出結果

旭化成のPOM樹脂 テナック™ ISCC PLUS認証グレードは、バイオマス原料等と石油化学由来原料の両方を用いて製品を製造した際に、投入したバイオマス原料等の割合に応じてバイオマス由来製品の生産量を割り当てる「マスバランス方式」を用いて、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである「ISCC PLUS認証」を取得しています。
このテナック™ ISCC PLUS認証グレードは、従来の石油化学由来のPOM樹脂と同等の性能を保持しながら、CFP(カーボンフットプリント)の削減を実現します。
テナック™ ISCC PLUS認証グレードは、従来の石油化学由来のグレードに比べて、CFP(カーボンフットプリント)を最大約50%削減*することが可能です。*2022年度データによる当社算出結果

テナック™ ISCC PLUS認証グレードは、優れた摩擦・摩耗特性、強度・剛性、耐油・耐有機溶剤性など、従来の石油化学由来のPOM樹脂と同等の性能を保持しています。そのため、幅広い用途でサステナビリティ対応に貢献することができます。
【テナック™ ISCC PLUS認証グレードと
既存グレードの一般物性】
| グレード | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 項目 | 試験方法 | 単位 | (Fossil fuel-derived)(石化由来) テナック™ 3010 |
Biomass CertifiedISCC PLUS認証 テナック™ B3010(仮称) |
(Fossil fuel-derived)(石化由来) テナック™-C 4520 |
Biomass CertifiedISCC PLUS認証 テナック™-C B4520(仮称) |
| POM樹脂 タイプ | – | – | ホモポリマー | ホモポリマー | コポリマー | コポリマー |
| バイオマス含有率 | – | % | 0 | ~99% | 0 | ~97% |
| 密度 | ISO1183 | g/cm3 | 1.42 | 1.42 | 1.41 | 1.41 |
| 降伏応力または破断応力 | ISO527 | MPa | 70 | 70 | 63 | 63 |
| 引張破断ひずみ | ISO527 | % | 50 | 50 | 35 | 35 |
| 引張弾性率 | ISO527 | MPa | 3000 | 3000 | 2700 | 2700 |
| 曲げ弾性率 | ISO178 | MPa | 2800 | 2800 | 2500 | 2500 |
| シャルピー衝撃強さ(ノッチ付き、23℃) | ISO179 | kJ/m2 | 13 | 13 | 7 | 7 |
| メルトマスフローレート | ISO1133 | g/10min | 2.8 | 2.8 | 9 | 9 |
| 荷重たわみ温度 | ISO75 1.8MPa | ℃ | 100 | 100 | 100 | 100 |
| ISO75 0.45MPa | ℃ | 163 | 163 | 156 | 156 | |
| 線膨張係数 | ISO11359 | x10-5/℃ | 10 | 10 | 10 | 10 |
| 燃焼性判定 | UL94 | – | HB | HB | HB | HB |
| 成形収縮率 | 旭化成法 (垂直/平行) |
– | 1.8~2.2 | 1.8~2.2 | 1.6~2.0 | 1.6~2.0 |
*temporary name
テナック™ ISCC PLUS認証グレードは、従来のグレードと同等の物性を有しています

→ 採用事例(タキゲンの「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ」に、旭化成のポリアセタール樹脂「テナック™ -C ISCC PLUS認証グレード」が採用)の詳細はこちら
テナック™ ISCC PLUS認証グレードは、「マスバランス方式」を用いることにより、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである「ISCC PLUS認証」を取得しています。

マスバランス方式とは、バイオマス原料等と石油化学由来原料の両方を用いて製品を製造した際に、投入したバイオマス原料等の割合に応じてバイオマス由来製品の生産量を割り当てる手法です。
ISCC PLUS認証は、このマスバランス方式におけるバイオマス原料の生産・使用を担保するために、全世界に販売される主にバイオベースや再生由来等の原料について、サプライチェーン上で管理・担保する国際的な認証制度です。

テナック™では、バイオマス比率を調整することで、サステナビリティと製品コストの条件を両立することができます。
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