活用提案
優れた流動特性
下表の通り、テナック™- P T24018(開発品)は、POMの優れた機械特性を維持しつつ非常に高い流動性を有しており、PIMのバインダーとして用いることで成形性の改善に貢献します。薄物や小物の成形、多数個取りの成形にも効果的です。

ポリアセタール (POM)樹脂 は、POM自体の高い強度並びに酸や熱によって残渣なく分解される特長から、粉末射出成形 (PIM) 技術において、バインダーを構成する樹脂として用いられています。
テナック™- P T24018(開発品)は、POMを主成分としたオールインワンバインダーであり、酸脱脂に使用できます。POMの優れた機械特性を維持しつつ、非常に高い流動性を付与したグレードで、複雑小物な部品に最適です。オールインワンバインダータイプのため、金属粉末とテナック™- P T24018(開発品)を混ぜるだけでフィードストックが作製でき、取り扱い性に優れます。
テナック™-P PT120は、金属射出成形(MIM) において、加熱脱脂に好適なオールインワンバインダーとして開発されたグレードです。オールインワンバインダーのため、金属粉末とテナック™-P PT120を混ぜるだけでフィードストックが作製でき、取り扱い性に優れます。
下表の通り、テナック™- P T24018(開発品)は、POMの優れた機械特性を維持しつつ非常に高い流動性を有しており、PIMのバインダーとして用いることで成形性の改善に貢献します。薄物や小物の成形、多数個取りの成形にも効果的です。

テナック™- P T24018(開発品)は、リサイクル可能です。 100%リサイクル可能ですが、量産時には50%程度のリサイクル材の使用を推奨します。これにより、割れ・膨れなく密度の高い焼結品を得ることができます。

旭化成のプラスチック事業で培ったアロイ技術を用いて、複数種の樹脂を分散させることで、焼結体のボイド・残渣を低減しました。
小物複雑形状部品や医療機器部品などに使用されることの多い加熱脱脂に好適なグレードです。

下表の通り、テナック™-P PT120を用いて作製した焼結体は、高い機械物性を有します。機械強度のばらつきも少なく、高品質な焼結体を得ることができます。

Powder Injection Molding(PIM)とは、金属又はセラミック粉末を射出成形することで小型、高精度の金属・セラミック部品を製造する方法。
具体的には金属粉又はセラミック粉とバインダーとを混錬・ペレタイズしたフィードストックを射出成形し、脱脂・焼結にてバインダーを除去し、精密形状の金属・セラミック部品を得る。
当社製品を用いたバインダーを金属又はセラミック粉末との混練に用いることで、既存のフィードストックよりも下記点に優れる
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