優れた摺動性・靭性・疲労特性
ポリアセタール(POM)樹脂

tenac tenac

テナック™-C NS556とは

テナック™-C NS556は、従来困難だった「高剛性」と「高精密」の両立を実現し、耐久性も兼ね備えた次世代コンパウンド材料です。特にOA機器の大口径ギア用途で実績があり、寸法精度・安定性、低ソリ性、高い熱時剛性など、設計自由度と生産性向上に貢献します。
It has a proven track record particularly in large-diameter gears for office automation (OA) equipment, contributing to greater design flexibility and improved productivity thanks to its dimensional accuracy and stability, low warpage, and high rigidity at elevated temperatures.

テナック™-C NS556

テナック™-C NS556の特徴

優れた寸法精度・安定性

寸法安定性と精度が求められる歯車などの静的精度、真円度、ボス部円筒度の向上、及び実使用時に求められる動的精度の向上が期待できます。特に大口径歯車やハスバ歯車にその効果が期待されます。一般的には、高流動タイプの材料の方が真円度が得やすいとされています。しかし、NS556は中粘度でありながらも高い真円度が期待できる材料です。さらに、真円度と強度の両立も可能です。
These benefits are particularly notable for large-diameter gears and helical gears.

In general, high-flow materials are considered more suitable for achieving good roundness.

However, NS556, despite being a medium-viscosity grade, offers excellent roundness.

Moreover, it enables a balance of high roundness and high mechanical strength.

テナック™-C NS556 【真円度】ボス部内側の測定結果
テナック™-C NS556 【真円度】ボス部内側の測定結果
テナック™-C NS556 とHC750 JIS歯車精度
テナック™-C NS556 とHC750 JIS歯車精度

高剛性と耐久性の両立

テナック™-C NS556は、ベース材に機械物性に優れる中粘度タイプを用いています。
特殊な強化材とコンパウンド技術の組み合わせにより、一般コポリマーに対し、約150%の弾性率を発揮しつつ、耐久性をも兼ね備えた材料となっております。

テナック™-C NS556 【動的精度】トルク変動に対する誤差変動
テナック™-C NS556 【動的精度】トルク変動に対する誤差変動
テナック™-C NS556 【耐久性】破壊に至るまでの時間の測定結果
テナック™-C NS556 【耐久性】破壊に至るまでの時間の測定結果

テナック™NS556(高剛性・高靭性・高精密性グレード)の用途事例

プリンター・ギア

×

歯が噛合った歯車が軸を中心に回転してトルクと回転精度 を伝達する部品。
耐久性、摺動性が求められる

https://www.asahi-kasei-plastics.com/wp-content/uploads/2021/03/printergear.jpg

関連記事:活用提案・事例・ニュースetc

製品名・グレード

NS556, LX750, LZ750

特徴

  • 高剛性
  • 高耐久性
  • 高摺動性
  • 低反り性
  • 高精密性

テナック™NS556(高剛性・高靭性・高精密性グレード)関連コンテンツ

製品データ/使用のヒント ※取扱い上の注意

テナック™取り扱い上の注意

この資料の記載内容は現時点で入手できる資料、情報、データに基づいて作成しており、新しい知見により改訂されることがあります。なお、これらは情報提供であって保証するものではありません。従って、ご使用に際しては、使用環境・設計等を十分配慮し、製品に問題ないことを貴社がご判断の上、貴社の責任においてご使用ください。

1. 取り扱い上の注意

テナック™の取り扱い上の注意については「製品安全データシート」を別途作成しておりますので、テナック™のご使用の前にお読み下さい。なお、次の事項はテナック™の取り扱いの要点です。テナック™の安全な取り扱いにご活用下さい。 旭化成テナック™指定の顔料、添加剤等以外で貴社が用いる顔料、添加剤等の安全性及びテナック™への適合性については、貴社にて調査下さる様お願いいたします。

(1)安全衛生上の注意点
テナック™の乾燥、溶融時及び樹脂分解時に発生するガスはホルムアルデヒドが主成分です。眼、皮膚への接触や吸入を避けるように気をつけて下さい。又、高温の樹脂には直接触れないようにして下さい。乾燥、溶融などの各作業においては局所排気装置の設置や保護具(保護眼鏡、保護手袋、等)の着用が必要です。

(2)燃焼に関する注意点
テナック™は可燃性ですので、取り扱い、保管は熱及び発火源から離れた場所で行って下さい。万一燃焼した場合には有毒ガスを発生する恐れがあります。消火には水、泡消火剤、粉末消火剤が使用できます。

(3)廃棄上の注意点
テナック™は埋め立て又は焼却により処理できますが、処理に際しては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従って、公認の産業廃棄物処理業者もしくは地方公共団体に委託して処理下さい。また、自ら焼却する時は、焼却設備を用いて大気汚染防止法などの諸法令に適合した処理を施して下さい。焼却時には有毒ガスを発生する恐れがあります。

(4)保管上の注意点
消防法の指定可燃物(合成樹脂類)であり、市町村条例に従って取り扱い下さい。(消火設備、屋内貯蔵取扱所など)

(5)成形上の注意点
樹脂の分解を避けるために下記の点にご注意下さい。 ・加工機内に、樹脂を高温の状態で長時間滞留させないで下さい。 ・強酸及び酸化剤、PVCとの混合押し出しはしないで下さい。 床上にこぼれたペレット等は、放置すると足元が滑って転倒を招く恐れがありますので、速やかに清掃して取り除いて下さい。

2.用途に関して

  • ・テナック™を、体内埋め込み用途、体液・輸液に直接接触する用途には、使用しないで下さい。 その他の医療用途にご使用の際には、 必ず 、予め弊社担当までご連絡下さい。
  • ・テナック™を、食品に直接接触する用途にご使用の際は、ポリ衛協PL(ポジティブリスト)、食品衛生法、FDAに適合したグレードを選んで下さい。その場合は、 必ず 、予め弊社担当までご連絡下さい。
  • ・テナック™のご採用に当たっては、 必ず実際の製品で物性、耐久性等を事前に評価を行って下さい。

3. その他

ご使用に際しては、工業所有権等にもご注意下さい。

テナック™に関するご質問・ご相談・サンプル
のご依頼をお待ちしております。

PPEの説明を入力
sustainability
カーボンニュートラルの実現に向けた、旭化成エンプラの貢献​
旭化成グループは、カーボンニュートラルでサステナブルな社会の実現に向けた貢献を進めています。
エンジニアリングプラスチック事業での資源循環の実現に向けた取り組みをご紹介します。
詳細はこちら
旭化成 エンプラ総合情報サイト 旭化成のエンジニアリングプラスチック・機能樹脂製品をご紹介いたします。ポリアセタール(POM)樹脂、ポリアミド(PA, ナイロン)樹脂、変性ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂を主に取り扱っており、樹脂の設計参考情報、事例、業界動向トレンド等をお届けします。 旭化成株式会社 旭化成 エンプラ総合情報サイト