プレスリリース
2025.10.06
技術・製品紹介
旭化成が製造・販売するポリアセタール樹脂「テナック™ -C ISCC PLUS認証グレード」が、タキゲン製造株式会社(以下「タキゲン」)の「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ(BP-150-Bio)」の本体材料として採用されたことをお知らせします。
「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ(BP-150-Bio)」は、2025年7月10日よりタキゲンの公式オンラインストア他にて販売を開始しています。
産業用金物・工業用金物メーカーのタキゲンは、地球温暖化と環境汚染を防止する製品づくりを目指しており、廃棄物の削減、限りある資源の保護、再生可能エネルギーの活用を推進しています。
このたび発売した「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ(BP-150-Bio)」は、マスバランス方式のISCC PLUS認証ポリアセタール樹脂である「テナック™ -C ISCC PLUS認証グレード」を採用し、環境に配慮したトルクヒンジです。
「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ(BP-150-Bio)」は、従来品「フラットトルクヒンジ(BP-150)」と同じ寸法で設計されており、従来品と同等に、扉や蓋を任意の角度で保持できる機能や、調整ボルトを回すことによるトルク変更の機能も備えます。このため、従来品から筐体設計の変更なく導入することが可能です。
→ タキゲン「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ」についての詳細はこちら
タキゲン「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ(BP-150-Bio)」
旭化成 ポリアセタール樹脂「テナック™ ISCC PLUS認証グレード」
旭化成のポリアセタール樹脂「テナック™ / テナック™-C ISCC PLUS認証グレード」は、優れた摩擦・摩耗特性、強度・剛性、耐油・耐有機溶剤性など、従来の石油化学由来のポリアセタール樹脂と同等の性能を保持しながら、CFP(カーボンフットプリント)の最大約50%削減を実現します。
*2022年度データによる当社算出結果
「テナック™ /テナック™-C ISCC PLUS認証グレード」と当社一般グレードとのCFP値の比較
用途 | トルクヒンジ |
採用グレード | テナック™-C B4520 (ISCC PLUS認証グレード) |
採用理由 | 当社一般グレードと同等の物性、CFP削減 |
<2025年1月 グリーンマテリアル展に出展しました>
東京ビッグサイト 東6ホール 6S-03 にて、日本バイオプラスチック協会(JBPA)様のパビリオンにタキゲンが出展し、「バイオ樹脂フラットトルクヒンジ(BP-150-Bio)」を展示しました。
2025年1月グリーンマテリアル展 実際の展示の様子
「テナック™ / テナック™-C ISCC PLUS認証グレード」は、バイオマス原料と石油化学由来原料の両方を用いて製品を製造した際に、投入したバイオマス原料の割合に応じてバイオマス由来製品の生産量を割り当てる「マスバランス方式」を用いて、持続可能なサプライチェーン全体を対象とした国際的な認証制度の1つである「ISCC PLUS認証」を取得しています。
マスバランス方式説明図
最新のISCC PLUS認証の取得状況は以下リンクからご確認ください。
Welcome – ISCC System
All Certificates – ISCC System
旭化成グループは、「Care for Earth」の観点から、カーボンニュートラルで持続可能な世界への貢献を目指しており、上記のような特性を有する製品の提供をより進めることで、お客様や社会の期待に応えてまいります。
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