活用提案
ロボット機構部品向け樹脂材料 MG210・CNF強化POM樹脂
ポリアセタール樹脂テナック™ MG210
ポリアセタール(POM)は、その優れた機械物性と摩擦摩耗特性から歯車(ギア)や軸受(ベアリング)などの機構部品に使用される樹脂材料です。
旭化成のポリアセタール樹脂テナック™「MG210」は、POMの中でも機械特性に優れるホモポリマーに分類されます。MG210は、TENAC™標準POM(コポリマー)よりも優れるホモポリマーの耐クリープ特性や疲労特性といった耐久性をさらに向上させたグレードです。
ロボットの歯車(ギア)や軸受(ベアリング)といった機構部品等にご使用いただくことで、TENAC™製品の長寿命化・小型化に貢献いたします。
CNF強化ポリアセタール樹脂
旭化成が開発するセルロースナノファイバー(CNF)は、コットンリンター原料をナノオーダーにまで高度に微細化したバイオマス素材です。また、旭化成ではCNFを様々な樹脂にナノ分散させる技術を開発しており、CNF製造からCNFコンポジットまでの一貫製造プロセスを特徴としています。
CNF強化POM樹脂は、旭化成の高耐熱CNFをポリアセタール(POM)樹脂と複合化したものです。摺動性、高温剛性、低収縮・低CTE、高温クリープ性能(対POM)といった特徴を有し、ロボットの歯車(ギア)や軸受(ベアリング)といった摺動部品の小型化・薄肉化・軽量化に貢献します。