メタリック調材料

塗装レスによるコストダウンが可能なメタリック調樹脂材料

メタリック調色とは

我々の身の回りには、高級感を演出するためにメタリック調の部品が使用されています。

メタリック感を得るためには、塗装やメッキ等の手法が一般的に用いられます。
しかしこれらの手法では、複数工程を要するためコストがかかることと、一部の工程において溶剤を用いることから環境汚染の懸念があることが欠点です。

この課題を解決するために、旭化成では金属光沢感をもたせるメタリック材を樹脂に練り込む原着技術を開発しました。

旭化成は、塗装工程を省略することが可能な、メタリック調ポリアセタールコポリマー「テナック™-C ZM413」をご提案いたします。

メタリック調ポリアセタールコポリマー tenac-c ZM413

ポリアセタール(POM)は、機械物性、摺動性、耐薬品性に優れるため、多くの機構部品や内装部品に使用されています。

POM樹脂「テナック™-C ZM413」は、一般耐候グレードと同等の物性及び耐候性を有し、自動車OEM各社の車室内環境基準(揮発成分の低減)にも対応するメタリック調POMコポリマーです。

テナック™-C ZM413の物性表はこちら

特長1. 高意匠性

高輝度化・高光沢化製品を開発し、豊富なカラーバリエーションを取り揃えています。

POM樹脂「テナック™-C ZM413」カラーバリエーション
POM樹脂「テナック™-C ZM413」カラーバリエーション

特長2. 低VOC (揮発性有機化合物) 性

一般耐候グレードと同等の物性及び耐候性を有し、自動車OEM各社の車室内環境基準・低VOC性 (VDA275<2ppm) にも対応しています。

POM樹脂「テナック™-C ZM413」の特性
POM樹脂「テナック™-C ZM413」の特性

特長3. コストと環境負荷の低減

一般にメタリック調の部品を得るには、ベース樹脂の表面に塗装やメッキをする手法が用いられます。

これらの手法には複数の工程がありコストがかかることや、一部の工程において溶剤を用いることから環境汚染の懸念があることが欠点です。

テナック™-C ZM413を使用することで塗装工程を省略し、これらの欠点をカバーすることが可能です。

テナック™-C ZM413 事例

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POM樹脂 テナック™

テナック™は、自己潤滑性、疲労特性、耐油性に優れます。歯車や軸受け、自動車内装、燃料部品等に採用されています。