レオナ™技術ハンドブック

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技術ハンドブック 目次

 表紙
 目次
 1.レオナ™に関する基本的な説明
    1.1.レオナ™とは
    1.2.レオナ™の製造
    1.3.レオナ™の特長
    1.4.レオナ™のグレード一覧表
 2.レオナ™の吸水特性
    2.1.平衡水分率
    2.2.調湿条件(水中)
    2.3.調湿条件(大気中)
    2.4.寸法経時変化
 3.レオナ™の水分率依存性
    3.1.応力~歪曲線(引張のS-Sカーブ)
    3.2.機械的性質の水分率依存性
       3.2-1.引張強さ
       3.2-2.引張伸び
       3.2-3.曲げ弾性率
       3.2-4.アイゾット衝撃値
       3.2-5.ウェルド部の強さ
    3.3.電気特性の水分率依存性
       3.3-1.絶縁破壊強さ
       3.3-2.表面抵抗率
       3.3-3.体積抵抗率
       3.3-4.誘電率
       3.3-5.誘電正接
       3.3-6.耐トラッキング性
       3.3-7.耐アーク性
 4.レオナ™の温度依存性
    4.1.応力~歪曲線
    4.2.機械的性質の温度依存性
       4.2-1.引張強さ
       4.2-2.引張伸び
       4.2-3.曲げ弾性率
       4.2-4.アイゾット衝撃値
       4.2-5.ウェルド部の引張強さ
    4.3.電気特性の温度依存性
       4.3-1.絶縁破壊電圧
       4.3-2.表面抵抗率
       4.3-3.体積抵抗率
       4.3-4.誘電率
       4.3-5.誘電正接
 5.レオナ™の評価方法
 6.規格と法令
    6.1.UL規格
    6.2.UL特性ランク
    6.3.CSA規格
    6.4.電気用品取締法
    6.5.取得一覧表
       6.5-1.UL認定
       6.5-2.CSA認定
       6.5-3.電気用品取締法登録
 7.レオナ™の長期特性
    7.1.クリープ特性
       7.1-1.引張クリープ
       7.1-2.曲げクリープ
       7.1-3.圧縮クリープ
    7.2.応力緩和
    7.3.振動疲労特性
       7.3-1.曲げ振動疲労S/N
       7.3-2.荷重制御引張振動疲労S/N
    7.4.摩擦・磨耗特性
       7.4-1.摩擦特性
       7.4-2.磨耗特性
    7.5.耐薬品性
       7.5-1.耐薬品性①(優良可の判別)
       7.5-2.耐薬品性②(物性の定性的変化)
       7.5-3.耐薬品性③(物性の定量的変化)
           7.5-3-a.耐油性
           7.5-3-b.耐液性
           7.5-3-c.耐酸性
           7.5-3-d.その他の耐薬品性
           7.5-3-e.耐オゾン性
           7.5-3-f.1402Sの長期特性
    7.6.耐熱エージング性(空気中)
    7.7.耐候性
       7.7-1.サンシャインウェザーオメーター促進試験
       7.7-2.屋外暴露試験
       7.7-3.キセノンランプ照射試験
    7.8.高温高湿下の電気特性
       7.8-1.絶縁破壊強さ①
       7.8-2.絶縁破壊強さ②
       7.8-3.表面抵抗率
       7.8-4.誘電率
       7.8-5.誘電正接
       7.8-6.耐トラッキング性
       7.8-7.耐アーク性
 8.レオナ™を使うときの注意点(金属との比較)
 9.レオナ™の製品設計
    9.1.射出成形品の設計手順
    9.2.射出成形品設計の5原則
    9.3.強度を確保する設計
    9.4.寸法精度をよくする設計
       9.4-1.寸法精度の検討
       9.4-2.寸法精度をよくする製品形状設計
    9.5.離型性をよくする設計
       9.5-1.アンダーカット
       9.5-2.抜き勾配
    9.6.外観をよくする設計
    9.7.その他トラブルを少なくする設計
    9.8.二次加工のための設計
       9.8-1.機械加工
           9.8-1-1.切削
           9.8-1-2.穴あけ
           9.8-1-3.バフ加工
       9.8-2.機械的接合加工
           9.8-2-1.ボルト・ナット接合
           9.8-2-2.セルフタッピング
           9.8-2-3.圧入(プレスフィット)
           9.8-2-4.スナップフィット
           9.8-2-5.インサート・アウトサート
       9.8-3.物理的接合加工
           9.8-3-1.スピンウェルド
           9.8-3-2.サーキュラーウェルド
           9.8-3-3.超音波溶接(溶着)
       9.8-4.化学的接合加工(接着接合)
    9.9.付表
       付表1 金属材料とレオナ™の性質
       付表2 鉄鋼とレオナ™の許容応力
       付表3 安全率
 10.射出成形用金型
    10.1.金型作成時の留意点
    10.2.金型の材料
    10.3.金型の設計
       10.3-1.金型設計・製作の流れ(フロー)
       10.3-2.成形品の取数と配列
       10.3-3.金型芯ズレ防止対策例
       10.3-4.エアベント・ガス抜き
       10.3-5.コールド・スラグウエル(捨孔・湯溜まり)
       10.3-6.スプルーブッシュ
       10.3-7.冷却溝(冷却水路)
       10.3-8.狭いコアの冷却
       10.3-9.ランナー
       10.3-10.ゲート
 11.レオナ™の射出成形技術
    11.1.射出成形機の選択
    11.2.スクリューの選択
    11.3.金型の選択
    11.4.レオナ™材料の取扱い
       11.4-1.レオナ™ペレットの乾燥
       11.4-2.レオナ™ペレットの保管方法
       11.4-3.水分率による流動性の変化
       11.4-4.再生による物性変化
       11.4-5.成形収縮率
           11.4-5-1.厚さ依存性
           11.4-5-2.金型温度依存性
           11.4-5-3.射出圧力依存性
       11.4-6.流動性
    11.5.やけ・黒点などの発生防止と射出成形条件
    11.6.レオナ™射出成形品の調湿法およびアニーリング法
       11.6-1.レオナ™射出成形品の調湿法
       11.6-2.吸水による寸法変化
       11.6-3.レオナ™射出成形品のアニーリング法
    11.7.レオナ™射出成形のトラブルシューティング
       11.7-1.成形上のトラブル
       11.7-2.成形品のトラブル
 12.(参考)折れ・割れの原因と対策
    12.1.折れ・割れの原因と対策
       12.1-1.はじめに
       12.1-2.レオナ™成形品の折れ・割れの要因について
       12.1-3.レオナ™成形品の折れ・割れ原因の解析結果について
       12.1-4.レオナ™成形品の折れ・割れ防止対策について

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製品データ/使用のヒント ※取扱い上の注意

レオナ™取扱い上の注意

この資料の記載内容は現時点で入手できる資料、情報、データに墓づいて作成しており、新しい知見により改訂されることがあります。なお、これらは情報提供であって保証するものではありません。従って、ご使用に際しては、使用環境・設計等を充分考慮し、製品に問題ないことを貴社がご判断の上、貴社の責任においてご使用ください。

1.取扱い上の注意

次の事項は貴社に供給するレオナ™自体の取扱い注意の要点です。レオナ™の安全な取扱いにご活用ください。
なお、レオナ™の取扱い上の注意については、製品安全データシートを別途作成しています。弊社担当までご連絡して頂ければお送りします。レオナ™以外で貴社が用いる添加剤等の安全性については、貴社にて調査くださるようお願い致します。

(1) 安全衛生上の注意点
レオナ™の乾燥、溶融時に発生するガスの眼、皮膚への接触や吸入を避けるよう気をつけてください。 また、高温の樹脂には直接触れないようにしてください。乾燥、溶融等の各作業においては、局所排気装置の設置や保護具(保護眼鏡、保護手袋、等)の着用を推奨します。

(2)燃焼に関する注意点
レオナ™は可燃性ですので、取扱い、保管は熱及び発火源から離れた場所で行ってください。万一燃焼した場合には有毒ガスや窒息性ガスを発生する恐れがあります。消火には水、泡消火剤、粉末消火剤が使用できます。

(3)廃棄上の注意点
レオナ™は焼却又は埋立により処理できますが、処理に際しては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従って、公認の産業廃棄物処理業者もしくは地方公共団体に委託して処理してください。また、自ら焼却する時は、焼却設備を用いて大気汚染防止法などの諸法令に適合した処理を施してください。焼却時には一酸化炭素等の有毒ガスや窒息性ガスを発生する恐れがあります。

(4)保管上の注意点
樹脂の汚染と吸湿は絶対に避けてください。湿気のない冷暗所に保管し、開封後は直ちに成形を開始してください。 製品袋に穴を開けたり、水に濡らしたりしないでください。また、こぼした樹脂は製品袋に戻さないでください。 消防法の指定可燃物(合成樹脂類)であり、市町村条例に従って取り扱いください。(消化設備、屋内貯蔵取扱所など)

(5)成形上の注意点
レオナ™の成形における適正樹脂温度は270~310℃です。これより低い場合は可塑化の不均一ヒよる局部的な物性低下等の恐れがあります。一方これより高い場合は分解によるガスの発生やシルバー等の外観不良を起こす恐れがあります。ただし、FR200やFR370等の一部例外もありますので、成形前に個々のカタログ等を必ず参照してください。また、レオナ™を溶融状態で成形機シリンダー内に長時間滞留させないでください。樹脂が分解し成形品が変色したり劣化する原因となります。その場合はポリエチレン等で一旦シリンダー内を置換してから成形を行ってください。

2.用途に関して

  • ・レオナ™を、体内埋め込み用途、体液・輸液に直接接触する用途には使用しないでください。
  • ・その他の医療用途にご使用の際には、必ず、あらかじめ弊社担当までご連絡ください。
  • ・食品の包装容器等、食品と接触する用途にはご使用にならないで下さい。
  • ・詳細は弊社担当にお問い合わせ下さい。
  • ・その他特殊用途への使用をご検討の際も、弊社担当までご連絡頂ければ、個別にご相談します。
  • ・各グレードの電気用品取締法、UL規格、CSA規格等への適合性についての詳細は弊社担当にお問い合わせください。

3.その他

ご使用に際しては、工業所有権にもご注意ください。

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