技術・製品紹介
2026.01.09

技術・製品紹介
サンフォース®はエンジニアリングプラスチックの一つである変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)樹脂を主原料とした硬質ビーズ発泡体です。エンプラ由来の材料のため機械特性に優れ、高強度という特性を生かして発泡倍率3.5倍~15倍の低倍率のラインナップを取り揃えています。
汎用発泡プラスチックをベースとした発泡スチロール(EPS)や発泡ポリプロピレン(EPP)などの高倍率の発泡体は軽量性・断熱性を生かし、家電や精密機器の緩衝材、断熱パネルなどの用途で多く使われます。一方、サンフォース®が展開する3倍~15倍の比較的低倍率な硬質ビーズ発泡体は、軽量化しつつもより剛性や寸法精度・繰り返し耐性を重視する用途や、自動車材料などのエネルギー吸収が必要な用途で使われます。
発泡ポリプロピレン(EPP)と比較して、サンフォース®は同倍率で2倍以上の圧縮強度を有します。同等の圧縮強度で設計材料設計する場合にはより低密度で済むため、同形状で軽量化することが可能です。
硬質発泡体 サンフォース®と発泡ポリプロピレン(EPP)との圧縮強度比較
サンフォース®は圧縮強度だけでなく曲げに対する強度・弾性率にも優れるため、従来形状からの薄肉化や小型化に貢献します。またビーズの粒径が小さいので、細かい形状を作ることも得意としています。
硬質発泡体 サンフォース®の成形例
サンフォース®は耐熱性の高いエンジニアリングプラスチック由来の材料のため、耐熱性にも優れます。
サンフォース®の耐熱性
サンフォース®の強度を活かし、固定翼ドローン筐体へ適用されています。固定翼ドローンとは、上空を高速で巡回して測量やインフラ点検などに用いられるドローンです。
上空では空気抵抗により機体は大きな抗力を受けるため、材料には軽量・高強度であることが求められ、さらに直射日光による機体の温度上昇に耐える必要があります。サンフォース®は猛暑や雨などの影響も受けにくく、ドローン筐体として最適な素材です。
硬質発泡体 サンフォース®の用途事例―固定翼ドローン筐体
他にもサンフォース®の検討・採用事例をご紹介できますので、お気軽にお問い合わせください。
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