製品
比重が小さく、難燃性、電気特性、寸法安定性に優れます。太陽光発電、EV、通信機器等に採用されています。
AIによる学習・推論需要の急拡大に伴い、データセンターは急速な進化を遂げています。
従来型のデータセンターのラック電力が5〜10kWであったのに対し、AI向けデータセンターでは、GPU・AIアクセラレータの高密度実装により40〜132kW超に達し、設計の中心は「IT機器」から「電力・熱マネジメント」へと根本的にシフトしています。
電源系では高電流・高電圧・三相化が進み、PDU、UPS、ESS/BBU、コネクタの高機能化が不可欠となりました。また、冷却系においても大型高回転ファンの採用に加え、液冷(CDU・ポンプ)の導入が加速しており、樹脂部品をはじめとする各種コンポーネントへの要求が一層高まっています。
「構造材・安全部材」としての役割が拡大するAIデータセンター部品向けの樹脂材料として、旭化成の変性PPE樹脂「ザイロン™」をご提案します。ザイロン™は高い耐熱性に加え、難燃性・絶縁性・寸法安定性・耐水性にも優れており、旭化成では、各部品の要求特性に応じた最適なグレードの提案・開発を行っています。
ザイロン™は、ポリフェニレンエーテル (PPE) と他樹脂とのポリマーアロイの総称です。旭化成では、幅広いポリマーアロイのラインアップを備え、顧客・市場ニーズに合わせた新規カスタマイズグレードも積極的に開発しています。
ザイロン™は、優れた複数の特性を有します。高い耐熱性を備えた上、難燃性と絶縁性、寸法安定性、耐水性にも優れ、なおかつ低比重といった特長があります。さらに、相手となる他樹脂の特長も生かしながらPPEを添加することによってPPEの特長との相乗効果を狙ったポリマーアロイです。
【ザイロン™の特長 まとめ】
AIデータセンターのバスウェイ・バスダクト向けの絶縁カバー材として、ザイロン™ 644Zは軽量かつ長尺成形に対応し、高電圧・大電流の安全な送電を実現します。
低比重の軽量性とRTI 125℃の耐熱性、UL94 V-0の難燃性を兼ね備えており、AIデータセンターの厳しい要求にも応えます。また、異形押出の実績により、複雑な形状への対応と生産効率の向上も可能です。
AIデータセンターの電源用コネクタ向け材料として、ザイロン™ 443Zは優れたCTI特性(600V)と耐加水分解性により、高電圧・高湿環境下でも高い絶縁信頼性を維持します。
低比重の軽量性とUL94 V-0の難燃性に加え、低吸水性による寸法精度の安定性も確保。さらに、発電関連コネクタへの採用実績も持ち、AIデータセンターの電源系統における高信頼性コネクタ部品に適した樹脂材料です。
AIデータセンターのインテリジェントPDU向け材料として、ザイロン™ 540Zは低比重の軽量性と荷重たわみ温度117℃の耐熱性、UL94 V-0の難燃性を兼ね備え、高電圧環境下での安定した使用を可能にします。
分電盤・端子台への豊富な採用実績があり、低吸水性と耐加水分解性により、製品品質と寸法精度を長期にわたって維持することができます。
AIデータセンターの非常用電源向け材料として、ザイロン™は低比重の軽量性により、機器全体の軽量化に貢献します。
UL94 V-0・5VAの高度な難燃性を備え、火災時にも高い安全性と信頼性を発揮します。また、車載リチウムイオン電池をはじめとする用途での豊富な採用実績を持ち、非常用電源部品に求められる厳しい要件に応える樹脂材料です。
AIデータセンターのサーバーファン・大型空調ファン向け材料として、ザイロン™は低比重の軽量性による低遠心力特性と高剛性により、高回転時の変形を効果的に抑制します。また、機械物性の温度依存性が小さく、高温環境下でも安定した冷却性能を発揮します。
UL94 V-0・5VAのノンハロゲン難燃性も備え、安全性と信頼性を両立した材料です。
AIデータセンターの冷却循環ポンプ向け樹脂材料として、ザイロン™ G733Hは、プロピレングリコール系冷却液への優れた耐性を持ち、長期安定使用が可能です。
また、家庭用給湯器向けポンプでの採用実績があり、高い耐加水分解性を備えています。
AIデータセンターのブランクパネル向け樹脂材料として、ザイロン™は低線膨張係数により製品の反りを抑制し、精度の高い実装環境を実現し、低比重の軽量設計により、パネル部品の軽量化に貢献します。
また、UL94規格 V-0および5VAの難燃性で高い安全性を確保し、さらに、ノンハロゲン・PFASフリーの環境配慮設計で、持続可能な製品づくりをサポートすることができます。
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