成形標準表

PPE/PS

区分 非強化 非難燃
グレード 200H 300H 400H
500H
600H 1000H
予備乾燥 温度(°C) 80~90 90~100 90~100 90~100 100~120
時間(Hr) 2~4 2~4 2~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 220~270 240~280 240~290 250~300 280~320
金型温度(°C) 40~70 50~80 50~80 60~90 80~120

 

区分 非強化 難燃
グレード 1951J 100V
100Z
240W
240V
240Z
340W
340V
340Z
440Z
予備乾燥 温度(°C) 70~80 70~80 80~90 90~100 90~100
時間(Hr) 2~4 2~4 2~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 220~280 220~270 220~270 240~280 240~290
金型温度(°C) 40~70 40~70 40~70 50~80 50~80

 

区分 非強化 難燃
グレード 540V
540Z
CN51V 640V 641Z
644Z
740V
744Z
SZ800
予備乾燥 温度(°C) 90~100 90~100 90~100 90~100 90~100 100~120
時間(Hr) 2~4  2~4 2~4 2~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 240~300 240~300 250~320 260~320 250~320 280~320
金型温度(°C) 50~80 50~80 60~90 60~100 60~100 80~120

 

区分 強化・非難燃
グレード X352H G402H X552H X533H G701H
G702H
G703H
予備乾燥 温度(°C) 100~110 90~100 100~110 90~100 90~100
時間(Hr) 3~4 2~4 3~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 240~300 240~300 250~300 250~300 260~300
金型温度(°C) 50~80 50~80 70~90 70~90 60~100

 

区分 強化・難燃
グレード X332V X352V X364V
予備乾燥 温度(°C) 90~100 100~110 90~110
時間(Hr) 2~4 3~4 3~4
成形条件 樹脂温度(°C) 240~300 240~300 260~310
金型温度(°C) 50~80 50~80 60~90

 

区分 強化・難燃
グレード X423V X444V X1712 X523V
予備乾燥 温度(°C) 90~100 90~100 90~100 90~100
時間(Hr) 2~4 2~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 240~300 250~300 250~300 250~300
金型温度(°C) 50~80 70~90 60~90 70~90

 

区分 強化・難燃
グレード G544V X7744 X552V G701V
予備乾燥 温度(°C) 90~100 90~100 100~110 90~100
時間(Hr) 2~4 2~4 3~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 250~300 250~300 250~300 260~300
金型温度(°C) 70~90 70~90 70~90 60~100

 

区分 強化・難燃
グレード G601Z G702V G793Z
予備乾燥 温度(°C) 90~100 100~110 90~100
時間(Hr) 2~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 260~300 260~300 260~300
金型温度(°C) 60~100 60~100 60~100

 

区分 PA/PPE
グレード A0210
AT600
AG511 AG213 AF700
予備乾燥 温度(°C) 110~130 100~130 110~130  110~130
時間(Hr) 2~3 3~4 2~4 2~4
成形条件 樹脂温度(°C) 280~300 260~300 280~300  270~290
金型温度(°C) 60~120 60~120 60~120 60~120

 

区分 PP/PPE   PPS/PPE PPA/PPE
グレード TZ100 TT521
T0703
DG235
DG040
DG141
DV166
XP640
予備乾燥 温度(°C) 80~90 100~110 120 110~120
時間(Hr) 1~2 3~4 3~4 3~4
成形条件 樹脂温度(°C) 230~260 250~280 300~330 320~340
金型温度(°C) 50~70 50~90 120~150 130~150

 

その他
注意すべき事項
  • ザイロン™は予備乾燥が必要ですが、8時間以上の長時間乾燥は物性低下や変色を招く恐れがありますので避けて下さい。
  • スプルー、ランナー、その他成形品等を粉砕して再利用する場合は、オイル、グリス、ゴミ、異物等が混入しないように注意して下さい。混入した場合は物性低下を起こす可能性があります。再生材の混入比率は20%までを目安として下さい。
  • パージ材としては、高粘度タイプのGPPSや旭化成の洗浄樹脂”アサクリン™”の使用をお薦めします。パージは、それぞれのグレードに適した温度で行って下さい。
  • 材料の劣化を防ぐために以下の停止時間に応じた対応を取って下さい。
    30分以内 シリンダー温度はそのままの状態で、成形を再開する前に同材料でシリンダー内をパージして下さい。

    30分~

    12時間
    シリンダー内を高粘度タイプのGPPSでパージし、その後シリンダー温度を200°C以下まで下げて下さい。成形を再開する際はシリンダー温度を適当な温度まで上げた後、成形する材料でシリンダー内を充分パージして下さい。
    12時間以上 高粘度タイプのGPPSでパージした後、成形機を停止して下さい。
  • 離型剤の使用は極力控えて下さい。複雑な形状の成形品を成形する場合等、離型剤を止むなく使用する際は、最小限の使用に留めて下さい。もし使用する場合は、ザイロン™に影響の少ない”ペリコートB”(商標名、製造販売元:中京化成工業)のようなシリコン系離型剤をお奨めします。

製品データ/使用のヒント ※取扱い上の注意

ザイロン™(変性ポリフェニレンエーテル樹脂)取扱い上の注意


この資料の記載内容は現時点で入手できる資料、情報、データに基づいて作成しており、新しい知見により改訂されることがあります。また、注意事項は、通常の取り扱いを対象としたものなので、特殊な取り扱いの場合には、用途・用法に適した安全対策を実施の上、ご利用下さい。

1.取り扱い上の注意

ザイロン™の取り扱いの要点を以下に示します。ザイロン™の安全な取り扱いにご活用下さい。なお、ザイロン™のグレードごとの取り扱い上の注意点につきましては、安全データシートを別途作成しています。ご使用に際しては、安全データシートをお読みください。ザイロン™以外で貴社が用いる添加剤等の安全性につきましては、貴社にて調査下さるようお願いいたします。

A.作業上の注意点
ザイロン™の作業時にペレット、溶融樹脂及び溶融時に発生するガス等との接触・吸入を避けるようにお気をつけ下さい。万一、接触・吸入した場合の応急処置を以下に示します。

  • ・眼に入った場合
    眼に入った場合は、こすると刺激があったり、角膜を傷つけるため、こすらずに清浄な水で最低15分間良く洗い、異常があれば医師の手当を受けて下さい。
  • ・皮膚に付着した場合
    通常は、水や石鹸で洗い、溶融物が付着した場合は、直ちに清浄な水で冷やして下さい。皮膚上の固まった樹脂を無理に剥がさずに、医師の手当を受けて下さい。
  • ・吸入した場合
    通常は、人体への直接の影響はありませんが、粉塵などを吸い込んだ場合は、清浄な水でよくうがいをしてください。溶融物からのガスを吸って気分が悪くなった場合は、新鮮な空気のある場所に移動し、回復を待ちます。回復しない場合は、医師の手当を受けて下さい。
  • ・飲み込んだ場合
    できるだけ吐き出し、異常があれば医師の手当を受けて下さい。

B.安全衛生上の注意点
ザイロン™の乾燥、溶融時に発生するガスの、眼や皮膚への接触・吸入を避けるようにお気をつけ下さい。 また、高温の樹脂には直接触れないようにして下さい。乾燥、溶融の各作業においては、局所排気装置の設置や保護具(保護眼鏡、保護手袋等)の着用が必要です。

  • ・設備上の対策
    成形作業では、加熱溶融によってガスが生じる恐れがありますので、これらを排出するために有効な局所排気装置等を設置して下さい。
  • ・呼吸用保護具
    発生ガス、ヒュームを吸入する可能性がある場所での作業は有機ガス用マスクを着用して下さい。樹脂製品の機械加工、サンディングなど粉塵の発生する作業では防塵マスクを着用して下さい。
  • ・保護眼鏡
    作業時は、サイドシール付きの樹脂製保護眼鏡、樹脂製ゴーグル等を着用してください。
  • ・保護手袋
    必要に応じて着用してください。特に、溶融した樹脂を取り扱う際は、やけど防止のため断熱性の良い手袋を使用して下さい。
  • ・保護衣
    通常の作業着で構いませんが、特に溶融した樹脂を取り扱う際は、長袖の衣服を着用し、やけど防止を心掛けて下さい。
  • C.燃焼に関する注意点
    ザイロン™は可燃性ですので、取り扱い・輸送・保管は、熱及び発火源から離れた場所で行って下さい。 火災時には強い熱、黒煙、炭酸ガス、一酸化炭素ガス、その他の有毒ガスを発生する恐れがあります。 消火には水、泡消火剤、粉末消火剤等の一般の火災と同じ消火剤が使用できます。 消火作業をする時には、防火服と呼吸器具を着用して下さい。

    D.輸送上の注意点
    梱包袋が破れないように、水ぬれや乱雑な取り扱いは避けて下さい。 万一、破袋してペレットが散乱した時は、滑って転倒しないように、特に注意するとともに、速やかに掃き取り、回収または廃棄して下さい。 空気輸送の際は静電気災害を防止する対策を実施して下さい。

    E.保管上の注意点
    ザイロン™は直射日光のあたる場所や、高温多湿の場所を避けて保管して下さい。 熱や発火源から離れた場所で保管するとともに、静電気災害を防止する対策を実施して下さい。

    F.廃棄上の注意点
    ザイロン™は埋め立て又は焼却により処理できます。 埋め立てる時は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従って、公認の産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合には、その団体に処理を委託して下さい。 焼却する時は、焼却設備を用いて大気汚染防止法等の諸法令に適合した処理を行って下さい。

    2.適合規格に関して

    ザイロン™には、ポリオレフィン等合成樹脂製食品容器包装等に関する自主規制基準、厚生省告示370号または、UL、CSA、電取法に各々適合するグレードがあります。 詳細は弊社担当までご連絡下さい。

    3.その他

    ご使用に関しては、工業所有権にもご注意下さい。

    カタログのデータは定められた試験法に基づいて得られた代表値であり保証値ではありません。個々の用途に最適なグレードを選ぶ目安としてご参照下さい。なお、これらの数値は物性改良のため変更することもあります。

ザイロン™に関するご質問・ご相談・サンプル
のご依頼をお待ちしております。

旭化成 エンプラ総合情報サイト 旭化成のエンジニアリングプラスチック・機能樹脂製品をご紹介いたします。ポリアセタール(POM)樹脂、ポリアミド(PA, ナイロン)樹脂、変性ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂を主に取り扱っており、樹脂の設計参考情報、事例、業界動向トレンド等をお届けします。 旭化成株式会社 旭化成 エンプラ総合情報サイト