「レオナ™」(開発品)
技術・製品紹介
更新日:
2026.10.27
|公開日:
2026.10.27

技術・製品紹介
歯車は動力の伝達において重要な役割を担う部品であり、主な素材は金属や樹脂です。金属歯車は高い耐久性や寸法精度が要求される用途に多く採用されています。一方、樹脂歯車は軽量性、静音性、耐腐食性、自己潤滑性に優れることから、減速機や電動アクチュエータ、OA機器などの幅広い分野で使用されています。
近年、樹脂歯車が使用される減速機、電動アクチュエータなどの製品では、高速化・高負荷化に加え、製品ライフの長期化により、樹脂歯車にはさらなる長寿命化が求められています。
この長寿命化要求に応えるために開発されたレオナ™ 高粘度歯車グレードは、旭化成の優れたポリアミド重合技術とコンパウンド技術を駆使し、樹脂歯車の長寿命化を実現しました。
レオナ™高粘度歯車グレードの位置づけ
レオナ™の標準粘度PA66にガラス繊維25%含有したグレード(レオナ™14G25)に対して、高粘度ポリアミドを使用したレオナ™ 15G25では約1.5倍、さらに粘度の高い超高粘度ポリアミドを使用したレオナ™ 17G25(開発品)では約2.5倍の寿命が歯車耐久試験*1で確認されました。
歯車耐久試験結果*1*2
(試験条件の詳細はダウンロード資料記載)
また、レオナ™ 高粘度歯車グレードは、樹脂歯車として使用される他素材よりも優れた寿命特性であることも確認されました。
樹脂ごとの歯車耐久試験結果*2
(試験条件の詳細はダウンロード資料記載)
歯車を高速回転で使用すると、高周波騒音が発生し、製品の快適性や使用条件の制約につながる場合があります。しかし、レオナ™高粘度歯車グレード「レオナ™ 17G25(開発品)」は、耳障りな高音域である3,000~9,000 Hzにおいて、金属材料と比較して騒音低減を実現しました。これは、人の聴感上では音の大きさが半分程度に低減されたと感じられるレベルに相当し、製品の静粛性向上に貢献します。
騒音評価結果*2
(試験条件の詳細はダウンロード資料記載)
レオナ™ 高粘度歯車グレードは、樹脂歯車の長寿命化と静音化に有効な材料であり、製品の耐久性向上や、高機能化に伴う高速回転の実現に貢献できます。
物性データや評価試験の詳細につきましては、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
*1:歯車耐久試験:樹脂歯車と金属歯車を組み合わせ、歯の摩耗により回転できなくなるまでの回数を評価する試験
*2:これらの物性値は、定められた試験法に基づいて得られた実測値です。規格値ではありません。これらの数値は物性改良のために変更することがあります。
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