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テナック™MG210
高強度・高耐久を両立したポリアセタール(POM) ホモポリマー
2021.07.26
技術・製品紹介
テナック™ MG210はPOMの中でも機械特性に優れるホモポリマー
ポリアセタール(以下、POM)はその優れた機械物性と摩擦摩耗特性から歯車や軸受けなどの機構部品に使用されています。
テナック™ MG210(以下、MG210)はPOMの中でも機械特性に優れるホモポリマーに分類されます。
MG210は、標準POM(コポリマー)よりも優れるホモポリマーの耐クリープ特性や疲労特性といった耐久性をさらに向上させたグレードです。
耐クリープ性
テナック™MG210の用途とメリット
近年、部品の小型化やプラスチック使用量削減のニーズが高まり、プラスチックへの耐久性向上の要求が増えています。
MG210は、その強度・耐久性から、部品の小型化のみならず、金属代替による軽量化や部品点数の削減に貢献します。
特に強度・耐久性が求められる歯車用途において、 MG210は多くの採用実績がございます。
繊維強化樹脂では歯先等の樹脂合流部分での強度低下や寸法精度低下の懸念がある一方で、非強化POMであるMG210はそれらの懸念が少なく、MG210の強みである強度・耐久性を発揮できる為です。
MG210の想定用途例 | MG210を使用するメリット |
各種歯車 自動車向け機構部品(シート・安全部品等) ロボット向け機構部品 ドローン駆動部品 住設関連部品 |
非繊維強化でも高い機械物性 高い長期特性(耐クリープ性、疲労特性) 製品の長寿命化 製品の小型化 金属代替による軽量化、部品点数の削減 |
貴社の課題の解決に是非MG210をご検討ください。
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関連情報
モーターギア
ドア・ワイパー・シート等を駆動させるモーターに使用されるギアには、高い耐久性が求められるため、高粘度のホモポリマーが主に使用されています。
製品
グレード
・テナック MG210:超高粘度高耐久ホモポリマーグレード
特長
・耐久性
・耐クリープ性
・金属代替による軽量化が可能
プリンタ機構部品(テナック)
・プリンタの機構部品は多種多様です。代表的な物として軸・軸受け、アーム、コロ、カムなどがございます。
・全ての部品に求められるのは、長期に渡り性能が変化しにくい事です。
・軸や軸受けは穴径を維持するため剛性と耐摩耗性、アームやカムなどは繰返し疲労で変形しないことなどが求められます。
製品
グレード
・テナック-C LZ750、LX750
・高機能コポリマー・グレード HC750、HC450;ホモの物性と、コの熱的耐性を併せ持った第三のポリアセタール。
・良流動・高摺動コポリマー・グレード LZ750、LX750;高機能コポリマーHC750をベースに、摺動剤を使い分け2グレードを用意。
・High-performance copolymer grade, HC750, HC450 ;
These polyacetal resins balances the mechanical properties of homopolymer and thermal resistance of copolymer.
・High flowability and Excellent slidability copolymer grades, LZ750 and LX750 ;
These two grades are based on the high-performance copolymer, HC750, and different sliding agents are used for these grades.
特長
・テナックは機械特性をはじめ耐久・疲労性及び摺動性に優れる材料です
・特にホモとコの良い所を併せ持ったHCは機構部品に最適な材料と言えます
・HCをベースに摺動を施したLZ/LXは物性は勿論の事、摺動性能も優れています
・薄肉成形が可能です