5G通信向け低誘電特性材料 ―― 変性PPE樹脂 ザイロン™/高機能発泡プラスチック サンフォース®

2021.12.27

技術・製品紹介

旭化成の”5G通信向け低誘電特性材料”

旭化成の”5G通信向け材料”をご紹介します。
旭化成は、エンジニアリングプラスチック材料である変性ポリフェニレンエーテル樹脂 (変性PPE樹脂)「ザイロン™」、高機能性発泡プラスチック「サンフォース®」や、エラストマー材料であるスチレン系熱可塑性エラストマー「タフテック™」を、5G通信向け材料としてご提案しています。

「旭化成の5G通信向け材料」ご紹介動画
こちらの動画は、2021年10月27日~29日に開催された「5G/IoT通信展」にて撮影したものです。
ザイロン™:2分20秒~、サンフォース®:6分33秒~、タフテック™:9分50秒~からご覧いただけます。

変性ポリフェニレンエーテル樹脂 (変性PPE樹脂) ザイロン™

■ 幅広いグレードラインナップ

ザイロン™は、ポリフェニレンエーテル (PPE) と他樹脂をアロイ化しており、両樹脂の特性の相乗効果を期待できる材料です。
ザイロン™では、ポリスチレン (PS) とのアロイ材を中心に、ポリプロピレン (PP)、ポリアミド (PA)、ポリフェニレンサルファイド (PPS)、
芳香族PAなど、他樹脂とのアロイ材を幅広くラインナップしています。

変性PPE樹脂ザイロン™の幅広いグレードラインナップ

■ PPEに起因する低誘電特性

5G通信機器への適用に対して、ザイロン™が有する最大のポイントは「誘電特性」です。
PPEは、他の樹脂と比較して低誘電率、低誘電正接の特長を有しており、高周波帯域での伝送損失低減に効果が期待できます。
ザイロン™は、このPPEの低誘電特性と、独自のコンパウンド技術を掛け合わせることで、幅広い誘電特性ニーズにお応えします。

ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂)の低誘電特性

■ モバイル端末向けのMIDアンテナ基材への応用

モバイル端末向けのMIDアンテナ基材への応用をご紹介します。
MIDとは、3次元配線技術のことで、樹脂成型品にめっきで回路を描く技術です。この部材は、主にアンテナ部品となるため、基材の低誘電特性を求められます。ザイロン™の開発材は、低誘電特性や耐加水分解性に優れており、MID材料としての展開が期待できます。
MIDアンテナとした際のメリットとして、現在主に使用されているポリカーボネート (PC) 系材料と比較した際、約1dB電波効率が向上するシミュレーション結果が得られています。 電波効率を改善することで、アンテナ設計や配置の自由度が高まり、スマートフォンの更なる高機能化や小型化への貢献が期待できます。

ザイロン™のアンテナ効率シミュレーション結果

5G通信基地局向け材料のご紹介はこちら

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■ 高機能発泡プラスチック サンフォース®(BE)

サンフォース® (BE) は、変性ポリフェニレンエーテルを発泡させて”小さなビーズ状”に加工した高機能発泡プラスチック材料です。
軽量、断熱性という発泡プラスチックならではの性能に加え、難燃性、寸法精度、薄肉成形などの従来の発泡プラスチックを超えた機能を併せ持ちます。
上記の動画では、サンフォース®とザイロン™を組み合わせた「5Gアンテナカバー」への応用展開をご紹介しています。

■ 水添スチレン系熱可塑性エラストマー タフテック™

スチレンとブタジエンを原料としてさらに水素添加をした、熱可塑性エラストマー材料です。柔軟性や接着性に優れています。
基材となる樹脂や接着層への添加剤として、次世代通信機器の性能向上に貢献します。

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