活用提案
5G通信基地局 アンテナカバー(レドーム)向け材料 443Z・AA181-7(開発材)・345Z(開発材)
5G通信基地局アンテナカバー(レドーム)向け材料として、ザイロン™低誘電・難燃V-0グレード 443Z、開発材AA181-7と、耐候変色抑制グレード 開発材345Zをご提案します。
旭化成の変性PPE樹脂ザイロン™は、電波透過性の改善や、物性劣化の低減、耐候変色の抑制など、5G通信基地局アンテナカバー(レドーム)の幅広いニーズにお応えすることが出来ます。
項目 | 単位 | 試験方法 | 試験条件 | ザイロン™ 443Z | 開発材 ザイロン™ 345Z |
開発材 ザイロン™ AA181-7 |
Si-PC |
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特長 | – | 耐候変色改良 | 誘電特性改良 | – | |||
荷重たわみ温度 | ℃ | ISO 75-1 | 1.8MPa | 108 | 96 | 108 | 124 |
燃焼性 | – | UL94 | – | V-0 (0.75mm) |
V-0 eqiuv. (1.5mm) |
V-0 eqiuv. (1.5mm) |
V-0 (0.8mm) |
比誘電率 | – | SPDR method | 10GHz | 2.7 | 2.9 | 2.6 | 2.9 |
誘電正接 | 10GHz | 0.0046 | 0.005 | 0.0017 | 0.0078 | ||
シャルピー衝撃強さ | kJ/m2 | ISO 179 | 23℃/50%RH | 42 | 35 | 46 | 75 |
ザイロン™ 低誘電・難燃V-0グレード 443Z、AA181-7(開発材)
ザイロン™ 低誘電・難燃V-0グレード 443Z、開発材AA181-7は、耐加水分解性および高衝撃性に優れ、オールカラーで難燃性 UL94 V-0 を達成しています。
最外装であるアンテナカバー(レドーム)は軽量化や耐候性の要求に加え、電波透過性を向上させるために低誘電特性が求められます。ザイロン™ 低誘電・難燃V-0グレードでは、従来の材料では困難であった難燃性 (UL94V-0)と低誘電特性の両立を実現しています。
これまで、アンテナカバー(レドーム)の材料にはポリカーボネート (PC) などが使用されてきましたが、誘電特性の観点では十分ではありません。旭化成のザイロン™開発材「AA181-7」をアンテナカバー(レドーム)に採用することで、その課題解消が期待できます。
*ザイロン™開発材「AA181-7」はあくまで開発段階の仮称であり、今後、正式な製品化に際してグレード名が変わることをご了承ください。
ザイロン™ 耐候変色抑制グレード 345Z(開発材)
ザイロン™ 耐候変色抑制グレード 開発材345Zは、高い難燃性・耐衝撃性を維持しながら耐候変色を抑制したグレードです。
下図の通り、ポリカーボネート (PC)と比較し、耐候試験後の色差(ΔE)が小さくなっています。
物性等、詳細はダウンロード資料をご確認ください。