空飛ぶ車?電動ジェット機?未来の輸送について知っておくべき5つのこと

業界情報

英国では、2030年からガソリン車とディーゼル車の新車販売が禁止されます。これは、輸送革命が始まろうとしているという確かな徴候です。しかし、この革命とは一体どのようなものなのでしょうか?自動運転車市場はわずか10年間で約420億ポンドにまで成長すると試算されており、輸送の未来は魅力的なものとなりそうです。ここに、知っておくべき5つのことを挙げてみます。

ドライバーレスカーが路上に

理論的には車が運転操作をしている間にドライバーが映画を見ていられるような完全な自動運転車はまだまだ先の話です。しかし、自動車線維持システムを搭載することでドライバーが安全にハンドルから手を離すことのできる初のドライバーレスカーは、今年にも英国の路上に登場するかもしれません。日本では、トヨタが独自のスマートシティーを構築しています。この街は、自動運転車の巨大実験施設としての機能も果たす予定です。一方、アメリカでは、グーグルの自動運転車開発プロジェクトから独立したウェイモが、フェニックスの一部で一般向けのドライバーレス「ロボタクシー」サービスのトライアルを実施しています。ドライバーレスな未来への道のりはまだ少し険しいかもしれませんが、実現の兆しも見えてきているのです。

電動キックボードが走行可能に?

一部の人にとって、英国の道路(および舗道)を高速走行する電動キックボードは迷惑なものです。しかし、この静かな乗り物は、輸送の未来の一翼を担うかもしれません。ヨーロッパのほとんどやアメリカの多くの地域では合法であるにもかかわらず、個人所有の電動キックボードが英国の道路、舗道、歩道を走行することは禁止されています。しかし、この一年、英国中の都市において、電動キックボードの共同利用システムを恒久的に事業展開すべきか、また個人所有を合法化すべきかどうかを検討するための、レンタル電動キックボードのトライアルが実施されてきました。つまり、近い将来、私たち皆が電動キックボードで静かに走り回っている可能性もあるのです。

電動キックボード

スマートメーターで電気自動車の導入を推進

ガソリン車やディーゼル車が段階的に廃止されていく中で、電気自動車はより環境にやさしく、よりクリーンな乗り物であると広く考えられています。しかし、そうなるには、少し工夫が必要です。電気自動車は大量の電力を蓄えます。しかし、電力需要が高まる中で、電力インフラの安定性を高め、未来に適したものにするためには、スマートメーターが必要となります。このテクノロジーは急速に進歩しており、近い将来、電力需要のピーク時に電力を車から送電網へと送り返せるようになるかもしれません。そうなれば、英国は化石燃料の使用につながる電力需要のピークに対処できるでしょう。これはすべてスマートメーターによって実現します。スマートメーターは、EV充電器などに充電するのに安い(かつ環境負荷が少ない)時間帯を伝えることにより、EV充電器などのテクノロジーが送電網と「通信」することを可能にします。したがって、何百万台もの電気自動車が走るようになり、たとえ全員が一日の終わりに充電しようとEV充電器にプラグを繋いだとしても、送電網は環境を汚染する石炭火力発電に頼ることなく電力需要に応えることができるのです。

環境にやさしい飛行機

電気飛行機は、ゼロエミッションでロンドンからパリまで飛ぶことができるでしょうか。しかもチケット代は今よりも安く?これは、Wright Electricの考え方です。同社は、Easyjetと提携しているグリーンな輸送のパイオニア企業です。Wrightの野心的な計画は、電気による推進力に変換可能なバッテリーパックを利用して、最大186名の乗客を最長800マイル運ぶことができるWright 1を駆動しようというものです。magniXなどのライバル企業はより小型の飛行機に重点を置き、水素燃料電池などのテクノロジーを研究しています。飛行機が世の中で最も環境を汚染するテクノロジーのひとつであった一世紀を経て、再生可能な電気を動力とする飛行機が静かに空を飛ぶ新たな時代が幕を開けようとしています。

空飛ぶ車が現実に?

ドライバーレスカーは現実になりそうですが、空飛ぶ車は?そう、SFの中の乗り物がついに現実になりそうです。個人用ジェットパックからドローンタクシーサービスに至るまで、世界中の企業がこの分野におけるイノベーションに取り組んでいます。一部の予測では、空飛ぶ車の市場は2040年までに1兆ポンドにまで成長する可能性があるとされており、ボーイングなどの企業はグーグルの共同設立者Larry Pageをはじめとするベンチャー投資家と共にこのテクノロジーに参入しています。中国では、EHangが開発した空飛ぶタクシーが、すでにデモ飛行を終えました。

 

この記事は、スマートメーターの重要性と人や環境に対する恩恵を英国のすべての人々に理解してもらうための政府が支援する非営利のキャンペーン、Smart Energy GBがお届けしました。
この記事はThe GuardianのRob Waughが執筆し、Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comにお願い致します。